頭痛外来
当院の頭痛外来では、まず危険な頭痛がないかどうかを診察します。
神経学的評価と画像評価を行うことは最低条件になります。
さらにその上で、どのような種類の「頭痛」であるのかを判断し、お薬を処方するというのがおおまかな流れになります。
「片頭痛」という診断は国際頭痛学会の片頭痛診断基準により診断します。
片頭痛であれば、トリプタン系薬剤(イミグラン、マクサルト、ゾーミッグ、レルパックス、アマージ)がその代表的治療薬になります。トリプタン系薬剤は選択的なセロトニン受容体作用性の薬剤(血管の緊張をコントロールする薬)で、痛み始めの時に服用すればもっとも効果が得られると考えられます。ただし予防的に使用するという薬ではありません(予兆期、前兆期にも使用して支障はないが無効の可能性があるということです)。
これまで内服治療をしてきたが、他の薬を試してみたい、なかなかコントロールがうまくいっていない、本当に片頭痛なのか、他の病気が隠れているのではないかなど・・・様々な治療の希望や考え、病気への不安を持って受診される方が少なくないことがわかってきました。
ごとう脳神経外科・痛みのクリニックでは、少しでも各個人の状態に合った、納得できるオーダーメイドの治療に近づけるように「探る」工夫をして行きますのでお気軽に受診ください。漢方薬の併用や片頭痛以外の頭痛に対してブロック注射なども行っていますので、これらについても遠慮なくご相談ください。
主治医意見書・要介護認定
主治医意見書とは、主治医が申請者の疾病や負傷などの現状を踏まえ、意見を記載して市町村に提出することで、要介護認定の際のコンピューター判定や介護認定審査会の資料とするものです。対象は概ね65歳以上の方です。
介護認定は原因を問わずに要介護認定としてなされますが、現在の医療の環境では、現状で直接的に命に関係なくとも、ハンディキャップとしては重くなるような病気が、介護を要する状態に特に関係してくるかと思います。また介護保険でのリハビリという点にも繋がって行きます。
そのような病気の代表が、脳血管疾患、つまり脳梗塞や脳出血の後遺症、あるいはパーキンソン病や認知症など神経・精神に関するもの、脊椎疾患などになります。ごとう脳神経外科は、それら疾患への見識において、これまでも主治医として責任を持って意見書の記載をしてきました。
要介護認定と主治医意見書について、近隣でお困りのご本人やご家族、あるいはご自身は遠方にお住いの方で、例えば高齢の老親が熊本県南地域(八代、宇城、芦北、水俣)でお住いの状態で、ご家族の今後の介護のことがご心配の方など、微力かもしれませんがご助言ができるかと思いますので、どうぞ気軽にクリニックへご相談にお越しください。